平成28年度 富士見高原医療福祉センター　富士見高原病院 病院指標

抵抗力の落ちた高齢の患者さんが多く、感染症が占める割合が大きくなっています。
また高齢になるにつれ、感染症の再燃や他疾患を発症することもあるため、入院期間が長期になる傾向にあります。
当院では医師、看護師、その他の医療従事者からなる感染対策チームが定期的にラウンドを行い、感染防止対策に取り組んでおります。
また、特に多い誤嚥性肺炎は、嚥下機能の低下に伴い発症することが多いため、歯科口腔外科、言語聴覚士（リハビリ）と連携し嚥下機能評価などを行い、誤嚥性肺炎再発予防に努めています。

当院は高齢者の入院が多い傾向にありますが、小児の入院患者も受け入れております。
近年は肺炎や急性気管支炎などの呼吸器感染の症例が多くなっております。

腸閉塞には、外傷性・癒着性・糞便性・術後や腸捻転等の種類があります。
胆嚢炎と胆嚢結石に対して積極的に腹腔鏡下手術を行っています。
腹腔鏡下手術は開腹手術に比べて、傷が小さい、術後の痛みが軽い、早期退院ができるという利点があります。

高齢化に伴う骨粗鬆症の影響で発症する大腿骨近位部骨折が最多となっています。
高齢の患者さんが転倒などで大腿骨を骨折された場合、手術後に院内で継続してリハビリを実施するため入院期間が長期となります。

加齢に伴い眼瞼変性疾患（眼瞼下垂症、眼瞼内反症）が増加しています。
比較的低侵襲な治療で機能的改善を得ることが可能であり、今後も患者数の増加が予想されます。

腎盂腎炎の入院が増加しています。
腎結石や尿管結石症、膀胱腫瘍に対しては、低侵襲な経尿道的手術を行っています。

胃や大腸ポリープに対する内視鏡的ポリープ・粘膜切除術が多く行われています。
術後の出血の可能性や安静目的で短期入院としています。
脳血管疾患後患者さんに胃瘻造設術も多く行われています。

当院は、肛門疾患を専門に診察する日本大腸肛門病学会の認定施設です。
硬化療法（四段階注射法）はジオン注射やALTA療法とも言われ、当院をはじめ限られた医療機関のみで可能な治療法です。
胆嚢炎と胆嚢結石に対しては積極的に腹腔鏡下手術を行っています。
腹腔鏡下手術は開腹手術に比べて、傷が小さい、術後の痛みが軽い、早期退院ができるという利点があります。

大腿骨や股関節の骨折は高齢者の転倒によって多く発症します。
手術後、日常動作の改善目的でリハビリテーションを実施し退院しますので、入院期間が長期になっています。

眼瞼下垂症に対する手術が多く行われています。
眼瞼下垂症手術（その他）とは、まぶたの皮膚が過剰で眼瞼下垂になっている場合に、余剰皮膚を切開縫合する方法です。

経尿道的尿管ステント留置術は、腎臓と膀胱をつなぐ尿管が腫瘍、結石などの原因で狭くなったり塞がってしまう状態を改善するための治療です。